2007-10-19 ArtNo.40157
◆Kudankulam原発第1ユニット、来年末までに完成
【マドゥライ】ロシアの支援を得てタミールナド州Tirunelveli県Kudankulamに建設中の原子力発電所の第1ユニットが2008年12月までに完成し、極めて競争力有る低料金で電力供給を開始する。
エコノミック・タイムズが10月16日報じたところによると、インド原子力発電公社(NPCIL:Nuclear Power Corporation of India Limited) のS K Jain重役(MD)は、「一部の予備部品の到着が遅れているものの、第1原子炉は2008年12までに完成し、2基目もその半年後に完成する予定だ」と語った。
Jain氏によると、電気料金はキロワット当たり2~2.5ルピー(US$0.05-0.06)と、かなり安い。同氏は「2002年の着工時には3ルピーと見積もられたが、現時点では2.5ルピーより高くなることはなかろう」と語る。
Jain氏は同プロジェクトを視察したロシア代表団と進捗状況について話し合った後、報道陣に語ったもので、それによると各種建屋の建設はすでに完了し、現在はインド人技師が機材の溶接作業を行っている。使用される特殊金属の一部はインド国内で生産されたもので、ロシア代表団は品質に満足を表明したという。
ロシア企業Atomstoryexportが同プロジェクトの原子炉建設を担当、各種装置の供給と人員養成も行っている。
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