SEAnews 2007-10-17 ArtNo.40150

【ニューデリー】JSW Steel Ltd(JSWSL)は1万7718クロー、およそ45億米ドルを投じ、鉄鋼年産能力を現在の320万トンから2010年までに1000万トンに拡張する。
エコノミック・タイムズが10月14日報じたところによると、JSWグループのSeshagiri Rao財務担当重役はこのほど以上の方針を明らかにした。それによると、今会計年度だけで3937クロー、およそ10億米ドルを投資する。JSWSLは今年4月までに5億米ドルを調達しており、残りの5億米ドルは内部現金余剰で賄う。
JSWSLは2020年までに年産能力を3000万トンに拡大することを目指しているが、まだ青写真はできていない。鉄鋼産業の先行きは明るく、国内建設業は活況を呈しており、他の鉄鋼製品の販売も拡大している。このため鉄鋼価格が軟化する可能性は薄い。
Sajjan Jindal副会長兼MDによると、JSWSLは、シンガポール／ニューヨーク／ロンドンの何れかの証券取引所に、二次上場することを検討している。JSWSLは欧州における約5億米ドルの企業買収等を通じ国外における事業の拡張を図る計画で、海外における二次上場はこうした方面の資金需要にも応じることができると言う。