SEAnews 2007-10-15 ArtNo.40141

【ニューデリー】Panasonic India Ltd(PIL)は、流通網を拡充し、マーケッティング活動を強化するため投資を拡大する方針で、専門店網を現在の3店から100店に増やす。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが10月12／13日伝えたところによると、PILの麻生英範会長は12日催された記者会見の席上以上の計画を明らかにした。それによると、Diwaliの祝日シーズンから流通／マーケッティングへの積極的投資を開始する。麻生氏は、祝祭日シーズンのマーケッティング活動に5クロー(US$124万)を投資すると語ったが、専門店の増設に幾ら投資するか明らかにすることは控えた。同氏はソニーが200店以上の専門店を設けていることを引き合いに、PILもできるだけ早くチェーンを拡大する考えを明らかにした。
同氏によれば、PILはプラズマTV、LCD、カメラ、家電領域の市場シェア拡大に努める。TV及びカメラを含むオーディオ／ビデオ・セグメントの昨年の売上げは5000万米ドルをマークしたが、今年は100％増の1億米ドルの達成を目指す。その他のカテゴリーについては3年内に40％のシェアを獲得を図る。現在同社のプラズマTVの市場シェアは30％、ＬＣＤのそれは10％前後と言う。
この日、PILは地元パートナー、MCC Groupと戦略提携を結び、デジタル画像処理(digital imaging)ビジネスを拡張する計画を明らかにするとともに、デジタル・スチル・カメラ『Lumix』及び『Ecam』、合計10モデルを御披露目した。前者の価格は9490～2万9990ルピー、後者は1万4990～6万9990ルピー。インドのデジタル画像処理市場は年率18％の成長を遂げており、PILは2年内に10％のシェア獲得を目指す。PILはこの方面のビジネスの基盤作りとチャンネル構築に当面5クロー(US$124万)を投資すると言う。
MCCは全国規模の流通／販売会社で、サービスを強みとしている。MCC GroupのAjay Mehta重役(MD)によると、同社は傘下の4000店のディーラー網を通じ、Panasonic製品を販売すると言う。