1995-11-22 ArtNo.4014
◆<星>日本合成、サクラ島にS$1.7億ポバール工場
【大阪】日本合成化学工業と親会社の三菱化学は合弁で120億円(S$1.7億)を投じ、サクラ島に電子部品、乳剤、紙表面処理剤等の原料となるポバール(ポリビニール・アルコール)の製造工場を建設する。
日本合成化学の片山剛社長が20日、訪日中のヨー・チュートン通産相とともにシンガポール記者団に語ったところによると、同社と三菱化学は来年初に当初資本金6000万Sドルのポバール・アジアPte Ltdを設立する。工場建設は1997年初に着手、98年半ばから操業を開始する。当初年産量は3万トンで、5年以内に6万トンに拡大される。売上は初年度の70億円から3年後には1億Sドルに拡大が見込まれる。ポバールの世界需要は年間46万トンで、10年後には65万トンに達する見通しだ。アジアの需要は世界市場のほぼ2倍の年率6.5%の成長を見ている。(ST,BT,LZ:11/21)
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