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2007-10-15 ArtNo.40139
◆日系二輪3社、インドに照準合わせた新モデル競って投入
【ムンバイ】日系自動二輪車メーカー3社、Honda/Suzuki/Yamahaはインド市場にマッチした新モデルを開発する共通の戦略を、奇しくも一斉に採用する。
ビジネス・スタンダードが10月10日報じたところによると、インドの自動二輪車メーカーHero Honda/Bajaj Auto/TVS Motorsの今年4~8月の市場シェアは、3社合計で昨年同期の86%から83%に縮小した。日系3社の方針はちょうどこの時期に打ち出された。
日系3社Honda Motorcycle & Scooter India (HMSI)/Suzuki Motorcycle India (SMI)/Yamaha Motor India (YMI)は、何れも日本のR&D施設でモデルを開発し、インド市場に適合した新しいプラットフォームのオートバイ及びスクーターを製造する。
HMSIは2010年までに製品を8モデルに増やす計画で、市場調査を実施して新モデルの開発を行う。同社は斬新なプラットフォームを採用、インド市場をターゲットに開発したスクーターActiva新製品を来年のAutoExpoに出品する。
同社は2008年にスクーターと150ccを超えるプレミアムバイクを発売、2009年には100ccのバイクを市場に投入する。現在の年間生産台数は90万台だが、2010年までに120万台の年産能力をフル稼働させたいとしている。
2010年3月までに4%のシェア獲得を目指すSMIは日本のマザー工場でインド向け製品の開発を行う。Satya Sheel同社MDは「新モデルは市場の要求、嗜好に完全に基づいたものになる。どこにもない斬新なモデルを開発するには、相応のコストがかかるだろう」と語る。最近発売したスクーターAccessが、同試みの最初の製品になった。同社は2010年3月まで6~8カ月ごとに新製品を投入、7製品をそろえる計画だ。国内市場にとどまらず、南米とアフリカにインドモデルを輸出することも計画していると言う。
YMI のチーフゼネラルマネージャーSanjay Tripathi氏は「インド消費者の自動二輪車に対する要求と好みに照準を合わせ、すべての要求に合致した製品を提供したい」と語る。同社は2008年末までに消費者のニーズに合った大衆通勤車を市場に投入する。
業界アナリストは「インドの自動二輪車販売台数は2015年までに1500万台に倍増する見通しで、各社はインドに照準を合わせている。新モデル製造のための投資はこうした大企業には問題にならない」と指摘する。
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