2007-10-15 ArtNo.40133
◆Reliance、2年内に年商US$500億目指す
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は、中核事業の有機的成長を重視する従来の路線から企業買収や対外提携を梃子にした非有機的成長路線にシフト、親子2代33年をかけて築き上げた年商10万クロー(US$247.77億:2007年)のグループを、2009年までに2倍の年商20万クロー(US$495.54億)に拡張、農業部門の開拓にも力を入れる方針だ。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが10月13日伝えたところによると、RILのMukesh Ambani会長は12日催された第33回年次総会の席上、株主に対して以上の抱負を語った。それによると、これまでは工業とサービス業が成長を牽引して来たが、今後は農村と農業領域の機会が増す見通しで、こうした機会を見逃すことはできない。
RILは、1)『非有機的成長』、2)『パートナーシップ』、3)『農業部門への進出』、4)『革新』、5)『持続的成長』を今後のゲームプランの5本の柱とする。RILは伝統的にオーナーシップの分割と利益の分配を嫌い、他社との提携に消極的姿勢を取って来たが、競争が過熱し、技術進歩が急速に進み、市場機会が益々狭まる国際市場において最早こうした戦略を維持することはできないと言う。
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