SEAnews 2007-10-12 ArtNo.40123

【ハイデラバード】Andhra Petrochemicals Ltd(APL)はアンドラプラデシュ州Visakhapatnamに設けたオキソ・アルコール工場の拡張計画を進めるため、ロンドン拠点のDavy Process Technology Ltd(DPTL)と技術ライセンス／エンジニアリング・サプライ協定を結んだ。
インディアン・エクスプレスが10月10日報じたところによると、APLのBB Ramaiah取締役とDPTLのDavid Tomlinson社長が関係契約に調印した。APLはDPTLから最もコスト効率が良いオキソ・アルコール製造技術『LP Oxo SelectorSM 30』の提供を受ける。拡張後のプラントは、2エチルヘキサノール／ノルマルブタノール／イソブタノールの3品目を同時に生産する。
APLのVN Rao重役(CEO)がステートメントの中で語ったところによると、投資額は320クロー(US$7929万)と見積もられ、一部は銀行借入、一部は内部余剰で賄う。プロジェクトは2010年までに完成し、年産能力は現在の4万メートル・トン(MT)から7万3000MTに拡張される。現在、主要原料のプロピレンは国営石油会社Hindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)のVisakha製油所から供給を受けているが、拡張計画完了後の追加供給に関してもHPCLと既に合意に達している。オキソ・アルコールの需要は、インド経済、取り分け石油化学産業の持続的成長に支えられ、今後益々拡大する見通しと言う。