2007-10-08 ArtNo.40108
◆10日に『Quit Retail』10万人決起集会開催
【ニューデリー】マハラシュトラ州全土の卸売商/露天商/農民/小売業者/薬剤師/協同組合メンバーら5万~10万人が10月10日、同州Mumbai南部の『Azad Maidan』広場に集合し、大手企業に小売市場からの撤収を求める『Quit Retail』決起集会を催す。
ビジネス・スタンダードが10月4日報じたところによると、小売取引保護委員会(VRSKS:Vyapaar Rozgaar Suraksha Kriti Samiti)のスポークスパースンVinod Shetty氏はこのほど以上の消息を明らかにした。それによると、農産品マーケッティング委員会(APMC:Agriculture Produce Marketing Committee)が運営する市場のワーカーもラリーに参加する方針を決めた。このためこの種の市場は10月10日に業務を停止する。繊維労働者やインド労働組合センター(CITU:Centre of Indian Trade Unions)等の全国的労組も決起集会に合流する。
同運動が掲げる要求にはマハラシュトラ州政府が導入した『モデル農産物市場委員会法(Model APMC Act)』の廃止が含まれる。同法の下、民間企業は卸売り市場を設け、直接農民から農作物を買い付けることができる。Reliance RetailはNavi Mumbaiにこの種の卸売市場を設ける準備を進めている。
Shetty氏は、「昨日は数千人の繊維労働者がAzad Maidan広場に集合した。彼らの生活も地元大手企業や外国小売企業の脅威に晒されている。彼らの多くが店舗を設けているミルランドが大型ショッピング・モールに再開発されることにより、既に実害を被っている」と語った。
決起集会の主催者らはオープン・バスでムンバイ市内を巡回、パンフレットを配布している。マハトマ・ガンジー誕生日の2日には15人が『サティアグラハ(Satyagraha真理の実践:非暴力の抵抗)』を実践し、Big Bazaar/Lifestyle/Marks & Spencer/McDonalds等の店舗が軒を連ねるフェニックス・ハイ・ストリートでパンフレットを配った。警官はサチャグライス(satyagrahis:不服従運動を開始した女性組織)メンバー7人を逮捕したが、夕刻には釈放したと言う。
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