2007-10-08 ArtNo.40106
◆国営BSNLに周波数帯追加割当、民間テレコムは苛立ち
【ニューデリー】周波数帯の追加割当を求める民間セル式電話会社の声が高まる中、インド政府は国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)に対し、国内16州におけるGSM周波数帯の追加を認めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが10月5日報じたところでは、これによりBSNLの手持ち周波数帯は10Mhzに拡大した。民間電話会社の中ではAirtelとVodafoneの2社のみが、10Mhzの周波数帯を保持しており、それもデリーとムンバイ等、人口密集地に限られている。
電信局(DOT:Department of Telecom)は今年5月に試験的にBSNLへの追加割当を行い、先月末に正式に同割当を承認した。BSNLは傘下の地域部門全てに直ちに周波数帯の商業運転を行うよう指示した。こうした動きは、これまで長期にわたり周波数帯の追加割当を要求して来た既存GSMプレーヤーを苛立たせるものと見られる。
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