【ニューデリー】セメント/石炭/電力部門の好調に支えられ中核インフラ産業6業種の今年8月の成長率は9%と、昨年同月の6.6%を上回った。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが10月6日報じたところによると、インフラ中核産業の成長率は今年6月に3.8%に鈍化した後、7月に6.8%、8月に9%と、復調傾向を見せている。
商工省産業政策振興部(department of industrial policy and promotion)発表の最新データによれば、8月にはセメントが16.2%(2.9%)、石炭が8.7%(0.6%)、電力が8.7%(4.1%)、原油が6.4%(12%)、石油精製が8.2%(12.1%)、鉄鋼完成品が8.5%(9.5%)と、セメント/石炭/電力以外の3業種の成長率は昨年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を下回った。
年初5ヶ月(2007/4-8)の中核インフラ産業の成長率は6.6%(8.3%)と、昨年同期に比べ鈍化した。業種別に見ると、電力8.2%(5.8%)、原油1%(3.1%)、石油精製10.4%(12.1%)、石炭1.3%(6.6%)、セメント8.9%(9.5%)、鉄鋼完成品5.9%(12.5%)と、電力部門を除き、何れも昨年同期の伸びに及ばなかった。