2007-10-03 ArtNo.40080
◆Videocon、ムンバイ近郊に半導体ファブ計画:州政府
【ムンバイ】Videocon Industries Ltd(VIL)は、マハラシュトラ州Mumbai近郊に半導体及び液晶表示装置(LCD)コンプレックスを設けることを計画しているようだ。マハラシュトラ州政府筋は以上の消息を確認したが、VILトップは否定した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月27日消息筋の言を引用し報じたところによると、VILは州政府に200haの用地割当を求めており、プロジェクトの投資総額はおよそ8000クロー(US$19.82億)。直接間接に1万人の就業機会を創出するものと見られる。
マハラシュトラ州政府工業部のV.K. Jairath次長は、VILが州政府に同プロジェクトを提案したことを確認した。それによると、VILは州政府に低料金で電気と水を供給するよう要請した。このため州政府は、低価格で電気を供給する手だてを検討している。その実、VILのプロジェクトは、半導体産業を育成する州政府のより大きな産業政策の一部を成していると言う。別の州政府筋によると、VILは同プロジェクトの製品の50%を輸出することを目指している。VILのR.N.Dhoot重役(MD)は先々週Vilasrao Deshmukh首席大臣と会談した際、同プロジェクトについて話し合ったものと見られると言う。
しかし、VILのVenugopal Dhoot会長は、同紙の問い合わせに対してマハラシュトラ州における半導体プロジェクトに投資する計画はなく、ムンバイ近郊の土地買収を図っている事実もないと語った。同氏によると、プロジェクトは恐らく海外で実行に移されると言う。
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