【ニューデリー】今会計年度第1四半期(2007/4-6)のパーソナル・コンピューター(PC)販売台数は170万台を超え、昨年同期の120万台に比べ47%以上の増加を見た。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月25/26日、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association for Information Technology)とインド市場調査局(IMRB:Indian Market Research Bureau)の共同調査報告を引用し伝えたところによると、今年第1四半期には、デスクトップPCの販売台数が前年同期比38%増の140万台に達したが、前期(2006-07年第4四半期)に比べると20%の落ち込みを見た。これは例年、年度末の第4四半期にはPC販売がピークに達するためと見られる。ノートブックPCの販売は昨年同期比104%増、前期比63%増の36万7000台を記録した。値下がりに加え、移動性の向上やスペース管理面の機能アップがノートブックPC販売好調の主因と見られる。
アセンブルPCは第1四半期PC販売全体の40%を占め、多国籍ブランドPCが同39%、地元ブランドPCが同21%を占めた。
この他、第1四半期には無停電電源装置(UPS:uninterrupted power supply)の販売が昨年同期比89%、前期比-8%、プリンターが昨年同期比32%、それぞれ増加した。レーザー・プリンター販売は昨年同期比55%、インクジェット・プリンターは同40%増加したが、ドットマトリクス・プリンターの販売は-5%の落ち込みを見た。
力強いマクロ経済環境と旺盛な市場情緒から第2四半期の販売も好調な伸びが予想され、2007-08年通年のPC販売台数は750万台に達するものと見られる。内訳はデスクトップPC625万台(543万台)、ノートブックPC100万~125万台(30万台)と言う(括弧内は昨年の数字)。