SEAnews 2007-10-01 ArtNo.40063

【ムンバイ】Essar Shipping & Logistics (ESLL)は、マハラシュトラ州Mumbai拠点の造船所ABG ShipyardにSupramaxばら積み運搬船6隻の建造を発注した。発注額は合計2億1000万米ドル。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月25日報じたところによると、全長190メートル、幅32.26メートル、5万4000重量トンのばら積み運搬船の建造コストは1隻当たり3500万米ドル。グラブ付き36トン・クレーンも装備したこれらの船舶は2009年12月から2011年3月の間に引き渡される。
ESLLのSanjay Mehta重役(CEO)によると、ドライ・バルク市場は過熱しており、今後数年好況が持続する見通しだ。このため今回の発注は同社にとって戦略的投資と言える。
ESLL子会社のEssar Shippingは、現在VLCC(very large crude carrier)、製品タンカー、ばら積み運搬船を含め27隻、合計1300万重量トンを所有・運航させている。
ドライ・バルク・トレード・ハンディマックス・セグメントの大型船の需要が増大している。この種の船舶は向こう数年好需要が見込め、またハンディマックス・セグメントは大型化する傾向にある。ESLLはこれらの船舶を国際路線に投入すると言う。