2007-09-24 ArtNo.40044
◆中国家電会社TCL、DSKと提携、5%のシェア目指す
【ムンバイ】中国拠点の指導的電子製品メーカーTCLは、インド国内でコンピューター/TFTモニター/ラップトップの製造・販売を手掛けるため、マハラシュトラ州Puneを拠点にする年商1600クロー(US$3.96億)のDSKグループと提携した。
ビジネス・スタンダードが9月21日報じたところによると、TCL傘下Worldman TechnologyのZhang Yuehui重役(MD)と、新会社DSK Worldman Computers(DWC)のHemanti Kulkarni会長は20日記者会見し、以上の発表を行った。それによると、両社の提携の下、TCLは商標と専門技術を提供、DWCは投資計画とビジネスを遂行する。TCLがその情報技術(IT)及びデジタル製品の組立/流通/技術支援に関わる協定を地元企業と結ぶのは初めてのこと。
新会社DWCは、25クロー(US$619万)を投じ、プネー近郊Wagholiに組立工場を設けるとともに、コンピューター/TFTモニター/ラップトップをインド市場に投入した。2009年3月までに年間822クロー(US$2.04億)の売上げを実現し、5%の市場シェアを占めることを目指す。
TCLは既にインドの電子製品市場にプレゼンスを有し、特に南インドにおけるTVセットや音響機器の売れ行きは好調だ。新会社もIT製品に照準を合わせインド市場を開拓する。IT製品はTCLの世界売上げの10%を占める。
Worldman ComputersのMilind Kshirsagar重役(ED兼CEO)によると、同社は既にNew Delhi/Kolkata/Mumbai/Ahmedabad/Nagpur/Aurangabad/Hyderabad/Bangalore/Chennai等の都市に販売網を設けている。DWCは初年度に4万ユニットの販売を目指す。目下のところプネー工場ではデスクトップ・コンピューターのみを組み立てており、TFTモニターとラップトップは輸入するが、後者2製品も追って現地組立に転換する。将来は、携帯電話端末/デジタル・カメラ/mp3・mp4プレーヤー等もインド市場に紹介する計画と言う。
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