2007-09-24 ArtNo.40042
◆多国籍PCブランドのシェア急拡大:Gartner
【ニューデリー】地元パーソナル・コンピューター(PC)ブランドは多国籍ブランドの攻勢の前に、後退を強いられ、今年上半期のPC販売に占めるHCL/Zenith/Wipro/PCS等の地元ブランドのシェアは、デスクットップPCについては14%、ラップトップPCについては6%にとどまった。
ビジネス・スタンダードとデカン・ヘラルドが9月20日市場調査会社Gartnerの発表を引用し伝えたところによると、地元ブランドの中ではHCLが唯一、多国籍ブランドとの競争に耐え、健闘しているものの、事実上消費者市場からは閉め出された。
地元ブランドPCの販売は一昨年の35%には及ばないが、昨年も依然として18%の成長を記録した。しかしHewlett-Packard/Lenovo/Dell等の多国籍ブランドの昨年の販売は一昨年の50%を上回る73%の成長を見、地元ブランドを圧倒した。
Gartnerのプリンシパル・リサーチ・アナリストDiptarup Chakraborti氏によると、多国籍ブランドのマーケッティング攻勢と知名度に歯が立たないことを覚った地元ブランドは、消費者市場から撤収し、政府機関/教育機関/中小企業セグメントに力を集中する戦略をとっていると言う。
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