1995-11-21 ArtNo.4003
◆<馬>南米企業IMPSA、M$1.5億投じ重機製造計画
【ブエノス・アイレス】アルゼンチン拠点の資本財製造企業IMPSAはマレーシアに1億5000万Mドルを投じて重機を製造する計画だ。
IMPSのエンリケ・ペスカルモナ会長によると新工場は港湾業務用クレーンやタービン/発電機等の水力発電関連設備を製造、来年末の稼働を目指す。複数のマレーシア企業との合弁を予定、同社自身は40%出資する。マレーシア国内市場の他、輸出市場の開拓も目指す。IMPSAアジアのフアン・カルロス・フェルナンデス重役(ED)によると、同社は複数の地元上場企業と合弁でペラ州ルムに工場を設け、既に港湾用クレーンや水力発電用ゲートの製造を手掛け、一部の製品はタイ、サウジアラビア、米国に輸出している。クレーンは65%の部品を地元で調達、制御部品等をアルゼンチンから取り寄せている。クレーン1基の製造には12~15カ月を要し、価格は1600万~1800万Mドル。同社はバクン水力発電事業向けタービンや発電機の製造を計画している。IMPSAは今年は7億5000万米ドルの営業額を見込んでおり、内10~15%にIMPSAアジアが貢献する見通しと言う。(NST:11/20)
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