【ムンバイ】インドの自動車用繊維(automotive textile)市場は今日の1614クロー(US$4億)から2011-12年までに2倍の3200クロー(US$7.93億)以上に成長するものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月15日伝えたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)と合繊人絹製造業者研究協会(Sasmira:Synthetic & Art Silk Mill's Research Association)が最近当地で共催した自動車用繊維に関する会議の席上、Shashi Singh繊維長官補は以上の数字を明らかにした。
それによると、インドは欧州及び米国市場に対するサプライヤーとして急浮上しているが、エアバッグ/シートベルト等に関わる国際基準を満たす必要がある。先進国市場では、不燃性/芳香性/抗菌性等に関しても厳しい基準が設けられている。
SASMIRAのMaganlal Doshi会頭によると、地元の自動車用繊維メーカーは、独自の仕様で製造しているが、インド標準局(BIS:Bureau of Indian Standards)は機能繊維に関わる統一した仕様を早急に定める必要がある。
運輸業界の機能繊維需要は2005年から2010年の間に複合年間成長率(CAGR)13%の成長を遂げ、2010年までに290億米ドルに達する見通しだ。
Reliance IndustriesのVipin Bhargava氏によると、乗用車の世界生産は今日の6510万台から2011年までに7570万台にCAGR3.6%の成長が予想され、取り分けアジア太平洋地域が大きなシェアを占める。
コインバトールの繊維コンサルタントによると、バナナやジュート等の天然原料を内装用やカーペット用自動車用繊維の製造に用いる潜在性は大きいと言う。