2007-09-19 ArtNo.40018
◆India Nippon Electricals、二輪車市場軟化で打撃
【コインバトール】国産電機が20.5%、地元パートナーLucas Indian Service Ltdが46%、一般投資家が33.5%出資する二輪/三輪車用点火装置メーカー、India Nippon Electricals Ltd (INEL)は、モーターサイクル市場の不振で売上げとマージンに大きな圧力を受けている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月14日報じたところによると、INELは主要顧客の1社が部品の調達先を傘下企業に移し、今年末以降同社からの購買を停止する可能性があることに懸念を抱いている。またインプット・コストの上昇と競争過熱でマージンも下方圧力を受けている。その反面、研究開発(R&D)努力が実り、同社が開発した二輪車及び四輪車エンジン用電気部品に内外の企業が関心を寄せており、2009年の売上げに貢献するものと期待される。
2007-08年第1四半期の純売上げは昨年同期の42.37クロー(US$1050万)から32.04クロー(US$794万)に、純益は同4.19クロー(US$104万)から3.67クロー(US$91万)にそれぞれ下降した。
こうした中でインドネシアに新ユニットを設け、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域の需要に応じる計画の実現も予想以上に時間がかかる見通しと言う。
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