2007-09-12 ArtNo.39989
◆セブン・イレブン・ジャパン、インド市場開拓目指す
【ニューデリー】カルフール(Carrefour)やテスコ(Tesco)等、西側小売大手が進出計画を見合わせる中、セブン・イレブン・ジャパン(SEJ)は、フランチャイズ方式を通じインド進出を目指している。
エコノミック・タイムズが9月8日報じたところによると、SEJは地元の大手不動産業者と接触し、インド進出の機会を探っている。同社は国際コンサルタントの現地子会社にインド市場進出のデューディリジェンスを依頼したとされる。現状では外国企業がインド小売市場に進出する道はフランチャイズ方式と単一商標ルートのみである。
1973年に東京に第1店舗をオープンしたSEJは2004年に北京に店舗を設け、国際市場開拓に乗り出した。同社は今やアジアの主要経済圏全てに営業拠点を設けることを目指している。
とは言えSEJは、インド小売市場の開拓を目指す唯一の東アジア企業ではない。韓国のスーパーマーケット・チェーン、Lottemartもフランチャイズ方式によるインド進出の機会を探っている。
ちなみにカルフールとテスコは、これまで地元の潜在パートナーと精力的にインド進出計画を協議して来たが、小売部門外国直接投資ガイドラインの内容に落胆、3、4ヶ月前に相次いで計画を棚上げした。
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