2007-09-10 ArtNo.39985
◆中小企業の今年の電算ハードウェア投資US$40億マーク
【ニューデリー】インドの中小企業は今年コンピュータ・ハードウェアに40億米ドルを投資する見通しで、Dell、Hewlett-Packard (HP)、HCL等のコンピュータ・メジャーは一連の新製品を発売し、市場シェアの拡大に努めている。
ビジネス・スタンダードが9月6日報じたところによると、ニューヨーク拠点のAccess Markets International (AMI) Partnersは、インド中小企業の昨年(2006)のハードウェア購入額が前年比20%増の30億以上に達し、今年は40億米ドルをマークするものと予想している。昨年、中小企業のノートブック購入支出は43%増加した。しかしデスクトップ購入支出は横ばいだった。
IDC Indiaのカントリー・マネージャー、Kapil Dev Singh氏によると、2006年のインドの情報技術(IT)市場規模はおよそ6万1761クロー(US$153.025億)と見積もられ、内中小企業による支出が2万3776クロー(US$58.91億)と、全体の38.5%を占めた。中小企業は同支出の50~55%をハードウェアに投じている。中でもパーソナル・コンピュータ(PC)が最大の支出項目を占め、次いでサーバー、ネットワーク製品の順。こうした中でハードウェア業界のキー・プレーヤーは中小企業向け製品、取り分けPCに照準を合わせたマーケッティングを展開している。
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