2007-09-07 ArtNo.39968
◆Nayachar島が西ベンガル州化学ハブ候補地として浮上
【コルカタ】『化学ハブ・イニシアチブ(chemicals hub initiative)』に関するコンセンサスを形成するため西ベンガル州政府が3日招集した主要政党の代表会議は、コンサルタント会社Mott MacDonaldが選んだHaldia/Khejuri/Contai/Nayachar島の4候補地に検討を加えたが、左派政党は挙ってNayachar島を建設地とする案を支持した。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが9月3/4日報じたところによると、西ベンガル州政府のNirupam Sen商工部長は2時間に及ぶ会議後記者会見し、以上の報告を行った。それによると、国民会議派はどの候補地を支持するか直ちに態度を表明することを控えた。
この日の会議には、インド共産党マルクス主義派(CPI-M)/インド共産党(CPI)/進歩連合(FB:Forward Block)/国民会議派/革命的社会党(RSP:Revolutionary Socialist Party)/Gorkha National Liberation Front/マルクス主義進歩連合(Forward Bloc - Marxist)/西ベンガル社会党(West Bengal Samajwadi Party)/国民人民党(RJD:Rashtriya Janata Dal)の代表が参加した。しかし草の根会議派(Trinamool Congress)/インド社会主義統一センター(SUCI: Socialist Unity Centre of India)/インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)等は代表を派遣しなかった。
Sen氏によると、国民会議派がNayachar島案を支持するなら、西ベンガル工業開発公社(WBIDC:West Bengal Industrial Development Corp)及びNew Kolkata International Development Pvt Ltd(NKIDPL)は、州政府と諮問委員会を組織し、事業化調査を行う。
過去数十年間にHooghly川に造成されたNayachar島は州政府の所有地のため、土地買収問題は存在しない。現在はHaldia Development Authority(HAD)と州政府漁業部が同島を管理している。開発に着手する前に環境調査を行い、Haldiaと同島を結ぶ2.5キロの橋梁も設けねばならない。これ以前にBuddhadeb Bhattracharjee首席大臣は同島にゴルフコースを設け、エコツーリズムを振興するよう提案していたと言う。
|