【ニューデリー】インド電気通信監督局(TRAI:Telecom Regulatory Authority of India)は、電気通信事業に関わる合併買収(M&A:mergers and acquisition)法の規制を一層強化するよう提案した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月30日、TRAIの提案を引用し伝えたところによれば、企業合併後も、1サークル当たり最低4社がサービスを提供せねばならない。これは既存規則の3社を上回る。加えて合併後の企業の市場シェアは40%を超えてはならない。今日、寡占が進んでいるサークルでは既に67%のシェアを占めるものが存在することを考えれば、同規則は極めて厳しいもので、主要テレコム企業同士の合併は不可能になる。
TRAIはその一方で、合併する企業がそれぞれ保持する周波数帯を維持することを認めている。既存法規の下では15Mhzに制限されている。また1サークル内で営業する電気通信会社が相互に持ち合うことができる株式は目下最大10%に制限されているが、TRAIは同上限を20%まで自動認可するよう提案している。
この他、周波数帯の追加は、サービス開始スケジュールを消化したものに限って認めるよう提案している。しかしながらデッドラインをクリアできなかったからと言ってライセンスを取り消すべきではないとも述べている。