2007-08-31 ArtNo.39949
◆Ashok Leyland、日産と軽商用車の製造流通で協力
【チェンナイ】地元商用車メーカーAshok Leyland Ltd(ALL)は29日、日産自動車と軽商用車(LCV:light commercial vehicle)の開発/製造/流通面で協力することで合意した。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが8月30日報じたところによると、ALLは、日産との提携を通じ、製品ポートフォリオの欠落部分を埋め、Tata Motors Ltd(TML)等に対抗できる。ALLが2007年4-7月に販売した2万3737台の商用車に占める軽商用車の比率は1%に満たない。両社は29日東京で関係合意書(Heads of Agreement)を取り交わした。両社はこれに伴い協力する全ての領域をカバーする詳細事業化調査を行う。同調査は今年10月までに完成する見通しで、その段階で覚書を交換、さらに正式の協力契約を結ぶことになる。
日産のCarlos Ghosn社長兼CEOは、「日産のLCVビジネス及びビジネス全般のインド進出は中期/長期的に最大の成長の機会を提供する」と語った。これに対してALLのR Seshasayee重役(MD)は、「日産との提携を通じ、ALLは急成長するインドのLCV市場を開拓できる」と指摘した。
両社は、車輌製造/伝動機構(Powertrain)製造/技術開発をそれぞれ手掛ける3つの合弁会社を設ける。車輌製造合弁会社は、中期的に年産10万台のLCV製造施設をインドに設け、両親会社の需要に応じる。ALLが同合弁会社の支配権益を握ると言う。
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