【ニューデリー】原油生産の減少やその他の部門の成長鈍化から6月の中核インフラ産業6業種の成長率は5.3%と、昨年同月の7.7%を下回った。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月17/18日、商工省産業政策促進局(DIPP:Department of Industrial Policy and Promotion)の暫定数字を引用し報じたところによると、6月の6業種の伸び率は、電力6.8%(4.9%)、原油-1.8%(1.2%)、石油精製9.8%(10.5%)、石炭1.3%(11.8%)、セメント5.6%(11.7%)、炭素鋼完成品5.6%(10.2%)と、電力部門を除き何れも昨年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を下回った。
工業生産指数(IIP)の26.7%の比重を占める中核インフラ産業6業種の今会計年度第1四半期(2007/4-6)の伸び率は6.9%と、昨年同期の7.4%を下回った。各業種の伸び率は、電力8.3%(5.3%)、原油-0.7%(0.2%)、石油精製13.2%(11.9%)、石炭0.7%(8.0%)、セメント6.8%(10.2%)、炭素鋼完成品7.7%(10.3%)と、やはり電力部門を除き、何れも昨年同期の成長率を下回った。