2007-08-17 ArtNo.39890
◆BSNL/MTNL、海底ケーブル計画にUS$4億投資
【ニューデリー】国営電話会社2社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)とMahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)は、インドと、東南アジア、そして西アジアを結ぶ海底ケーブル敷設計画に共同で4億米ドルを投資する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月14日報じたところによると、海底ケーブル計画は独自の国際長距離通信インフラを構築する両社の努力の一環。
Shakeel Ahmed国務相(通信担当)が国会下院における質問に文書で回答したところによると、東方向についてはマレーシア/シンガポール(何れかもしくは両方)まで敷設され、バングラデシュ/ミャンマー/アンダマン&ニコラス諸島/タイ/インドネシアへの支線も設けられる。西方向はアラブ首長国連邦/サウジアラビア(何れかもしくは両方)まで敷設され、パキスタン/オマーン/イラン/カタール/クウェートへの支線が設けられる。
両社はミャンマー経由でシンガポールまで陸上ケーブルを敷設する可能性も検討している。BSNLは既にインドとスリランカを結ぶケーブルを所有している。BSNLは現在他社のネットワークを利用して大部分の国際通信需要を満たしているが、海底ケーブルが敷設されるなら独自の国際長距離電話(ILD:international long-distance)事業を展開できる。
一方、通信省はBSNLのILD部門を別会社BSNL Videshとして独立させることを検討している。
BSNLはまた広帯域無線サービスWiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)システムを構築するため入札の募集を予定していると言う。
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