2007-08-17 ArtNo.39889
◆SPEL Semiconductors、拡張計画間もなく完了
【チェンナイ】SPEL Semiconductors Ltd(SSL)は770万米ドルを投じて進める半導体チップ組立/検査施設の年産能力を2億5000万ユニットから4億2500万ユニットに拡張する工事を間もなく完成する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月15日報じたところによると、SSLは今年1月に関係プロジェクトを進める方針を明らかにしていた。新施設は今会計年度下半期にフル稼働する予定だ。これに伴い年間売上げは2006-07年の54クロー(US$1338万)から現在のルピーの対米ドル相場も基準にして80クロー(US$1982万)に拡大する見通しだ。今年第1四半期の純益は600万ルピー(US$15万)と、昨年同期の680万ルピー(US$17万)を僅かに下回った。これは主に同期の金利コストが650万ルピー(US$16万)にのぼったため。
SSLのAr Rm Arun副会長によると、高水準の金利コストは積極的投資を反映しており、こうした投資はまだ回収されていない。しかし受注が欠乏している訳ではなく、第1四半期の売上げは昨年同期比25%増の15クロー(US$372万)に達した。
顧客の信頼は高く、その実220万米ドルのローンは顧客のCalifornia Micro Devicesから得たものである。同ローンは設備の納入を通じて供与された。同設備拡張部分は既に完了しており、残る部分も来月には完成する。
SSLは昨年9月、向こう5年間に2億5000万米ドルを投じて進める事業拡張計画を発表した。
Arun氏によると、次回は国際預託証券(GDR)もしくは外貨建て転換社債(FCCB)を通じて資金を調達する。ルピーの値上がりで同社も自動化を通じた一層のコスト削減を強いられている。
タミールナド州Chennai南方40キロのMaraimalainagarに25エーカーの特別経済区(SEZ)を設ける計画は既に認可(Formal approval)を取得した。25エーカーの内18エーカーはSSL自身が、残りの7エーカーは親会社のSouthern Petrochemical Industries Corporation(SPIC)が、それぞれ所有している。SSLは残りの7エーカーの土地も親会社から買い取り、同プロジェクトを単独で進めることを検討している。SSLはSEZの開発を不動産開発業者に委ねるか、不動産開発業者と合弁を組んで進める。SEZ内に175万平方フィートの施設を設け情報技術(IT)企業にリースする計画と言う。
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