2007-08-17 ArtNo.39882
◆バーバ原子力研究センター、近く改良型重水炉の運転開始
【ムンバイ】バーバ原子力研究センター(BARC:Bhabha Atomic Research Centre)は近くトリウム燃料を利用した改良型重水炉(AHWR:Advanced Heavy Water Reactor)の試運転を開始する。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが8月15/16日報じたところによると、BARCのS Banerjee理事は、この日催された独立60周年記念式典の席上、BARCスタッフを前に以上の消息を語った。それによると、減速材システム(moderator system)、燃料集合体(fuel assembly)の装填、シャットオフロッド、独自開発した先端的警報システムを含む改良型重水炉の様々なシステムの試運転が完了し、原子力監督局(AERB:Atomic Energy Regulatory Board)による改良型重水炉のライセンス発行前の検査も終え、安全検査予備報告書が目下準備されている。改良型重水炉燃料補給装置の製造が進められており、同装置は、BARCとNuclear Power Corporation of India(NPCIL)がマハラシュトラ州Tarapurの研究開発(R&D)センター内に共同で設けた総合施設において検査される。
また小型高温炉(CHTR:compact high temperature reactor)の物理設計は3000~5500全出力換算日(full power days)に対応できるよう最適化が図られていると言う。
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