1995-11-20 ArtNo.3987
◆<星>新契約のリベートは2年間維持:港湾局保証
【シンガポール】シンガポール港湾局(PSA)は17日、海運会社との新契約に基づくリベートは2年間維持されると保証した。
シンガポール全国海運協会(SNSA)から提起された新港湾料制度に対する懸念に触れ、PSAはこの日の声明の中で来年から新たに導入されるターミナル・サービス・アグリメント(TSA)は商業ベースに立った港湾運営を目指す戦略に基づくもので、契約内容や港湾料は個々の海運会社との交渉により、それぞれの異なる条件に基づいて修正され得る。そして一旦契約されたなら、契約期限の2年間は変更されないと言う。
SNSAはPSAにより提供されるリベートは臨時のもので、長期間維持されないのではないかと懸念を表明していた。PSAは来年1月1日からTSAを導入するが、SNSAは港湾料の引き上げ率はPSAが言うような平均9.7%にとどまらず、20%に及ぶと指摘していた。この点に関してPSAは契約交渉の過程で提供が約束されるリベートを計算に入れれば、港湾料引き上げの影響は9.7%に近いレベルに収まるはずで、この種の影響は個々の海運会社、取り扱うコンテナの量、海運会社の効率、新航路、必要とされる港湾サービス等により異なるとしている。(ST,BT,LZ:11/18)
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