1995-11-20 ArtNo.3986
◆<星>今年通年の住宅販売、当初予想を33%下回る
【シンガポール】都市再開発局(URA)が17日発表したところによると、今年初9カ月間にハウジング・デベロッパーズ・コントロール・ライセンス及びビルディング・プランの認可を取得した住宅戸数は6928ユニットで、内5035ユニットが売約済みとなっている。同数字から見て今年通年の住宅供給量は8000ユニットを超えない見通しで、これは当初業界が予想した1万2000ユニットを33%以上下回ている。
ジョーンズ・ラング・ウートン(JLW)幹部は「住宅価格の驚くべき支持力は主にプロジェクト件数の予想以上の減少に伴うものだが、今後どこまで縮小するかを予測するのは困難」とする一方、こうしたプロジェクトの急減はURAと公共事業局(PWD)が認可を控えたのと開発業者がプロジェクトの申請を控えた相乗作用によると分析している。またURAのデータによると、第3四半期に販売された住宅ユニットは同期に認可されたプロジェクトの61%にとどまっている。これは同期に認可された少なからぬプロジェクトが99年リース・ホールドで、一等地に位置していないことに関係しているものと見られる。コリアース・ジャーディン幹部は今年売りに出される8000ユニット余りの75%が売約されると予想している。
住宅全般の入居率は第3四半期に94%から94.2%に上昇しており、コンドミニアムのそれは93.4%と、0.7%ポイント・アップした。またオフィス・スペースの稼働率も94%に0.8%ポイント上昇したが、小売スペースのそれは93.1%と、0.1%ポイント軟化した。(BT,ST,LZ:11/18)
|