2007-08-08 ArtNo.39845
◆Dr Reddy's、後発医薬品から後発生物製剤に重心移動
【ムンバイ】Dr Reddy's Laboratories (DRL)は1984年に創業して以来、後発医薬品の製造に照準を合わせ年商10億米ドル以上の企業に成長したが、今後は後発生物製剤(biosimilar)と新化学物質(NCE:new chemical entities)の開発に力を集中する計画だ。
ビジネス・スタンダードが8月7日伝えたところによると、DRLのK Anji Reddy会長はこのほど同紙に以上の計画を語った。それによると今後5~10年内に売上げの3分の1が後発医薬品と新薬、3分の1が後発生物製剤、残りの3分の1が他の既存ビジネスで占められることになり、DRLは研究開発をベースにした創薬会社に変身する。
後発医薬品ビジネスは98%にのぼる値下がりと、多くのプレーヤーの進出で、最早好収益が望めなくなった。それに比べ後発生物製剤領域の競争はそれほど熾烈ではなく、各薬品の競争者は3~5社を超えず、値下がり幅も50%以内に収まる見通しだ。とは言えDRLは後発医薬品市場から撤退する考えはないと言う。
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