1995-11-20 ArtNo.3983
◆<星>インドネシア・グループのL&M公開買付失効
【シンガポール】インドネシア・コンソーシアムによるシンガポール証取(SES)上場の専門コントラクター、L&Mインベストメンツに対する公開買付提案は僅か0.2%の権益を握る株主が売却に応じたにとどまり、50%を超えるシェアを確保できずに失効した。
バン・デル・ホルスト(VDH)のヨハネス・コチョ会長、スハルト大統領の次男バンバン・トリハトモジョ氏、インドネシア国営石油会社プルタミナのイブヌ・ストウォ元会長の令嬢エンダン・ウタリ・モコドムピット女史、サリム・グループ元重役のウィナトロ氏から成るコンソーシアムはガスリーGTS社からL&Mインベストメンツの39.8%の株式と16.8%のワラントを買収後、コチョ氏のザシドン・ホールディングズを通じて公開買付を提案していたが、買付価格はL&M株式/ワラントの市価2.65Sドルと2.23Sドルを遥かに下回る1.45Sドルと0.45Sドルで、アナリストは当初からインドネシア・コンソーシアムは支配権益取得に関心がないものと予想していた。またL&M株主のコンサルタントを務めるドイチェ・モルガン・グレンフェルも株式を手放すなら公開市場で売却し、長期的投資を望むならこれを継続して保持するようアドバイスしていた。(BT:11/18)
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