2007-08-03 ArtNo.39829
◆Reliance、国内最大のガス田KG-D6の開発中止示唆
【ニューデリー】Reliance Industries Ltd (RIL)は、「政府が1ヶ月以内にガス価格の設定方式を承認しないならKrishna-Godavari(KG)海盆D6鉱区における国内最大のガス・プロジェクトを廃棄せざるを得ない」と政府に公式に伝達した。
インディアン・エクスプレスが7月30日、オフィシャル・ソースの言として報じたところによると、RILのMukesh Ambani会長は先週内閣官房長官と会見し、RILの以上の姿勢を表明した。RILは同趣旨の書簡をMurli Deora石油天然ガス相にも送付した。
RILは、この段階になって生産物分与協定の条件を問題にする政府の姿勢に疑問を呈し、「もし低コストなガスを望むなら、政府は筋道を立ててそうすべきであり、請負業者は、電力業界においてなされているように、価格/料金ベースで応札する」、「利益配分は二次的配慮にすべきだと言う政府の主張に則り、政府補助付きのガスが求められているが、これは最大限の純利益を政府に配分することをベースに入札した請負業者に対して不公平である」と述べている。
RILはさらに「不透明な政策は、D6プロジェクトやパイプライン・プロジェクトの融資機関、売り手、納入業者にマイナスのシグナルを発信し、リスク増大の懸念を高める」、「政府は契約調印後7年を経た今になってゴールの位置を変えることはできない」と指摘している。
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