2007-08-03 ArtNo.39820
◆年産2500トンのポリシリコン製造施設計画:政府顧問
【バンガロール】インド政府は太陽エネルギー産業の成長を促すため、年産2500トンのポリシリコン(多結晶珪素)製造施設を設ける可能性を検討しており、投資額は1000クロー(US$2.44億)以上にのぼる見通しだ。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが8月1/3日報じたところによると、インド半導体協会(ISA:India Semiconductor Association)の『Technovation賞』発表会の会場でインド政府のDr R Chidambaram科学問題担当主任顧問は以上の消息を語った。それによると、インドは太陽電池事業を大々的に進める必要があるが、主要材料のポリシリコンは国内では大量生産されていない。ポリシリコンは太陽電池産業の初期原料であり、電子業界でも使用されている。シリコンは今や単なる電子材料ではなく、エネルギー材料であり、それ以上のものである。世界的に気候変化の脅威が高まる中で、太陽エネルギー利用の潮流が今後益々高まる見通しだ。カルナタカ州Bangaloreを拠点にするBharat Electronics Limited(BEL)がこの方面の主要プレーヤーになるものと見られる。
ポリシリコン製造施設の建設は第11次五カ年計画(2007-2012)の一部だが、五カ年計画はまだ承認されていないと言う。
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