SEAnews 2007-07-30 ArtNo.39806

【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は25億米ドルを投じ、東海岸沖で採取した天然ガスを原料に用いる国内最大の肥料工場を設ける計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが7月26日報じたところによると、RIL幹部はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、同社は肥料省にアンドラプラデシュ州Kakinadaもしくはグジャラート州Jamnagarに、Krishna Godavari(KG)海盆KG-D6鉱区で採取した天然ガスを原料として用いる年産400万トンの肥料工場を設けることを申請した。
Kakinadaに陸揚げされたKG海盆産ガスは1400キロのパイプラインでグジャラート州に輸送されるが、ガスの供給価格を巡り肥料会社と電力会社の抵抗に直面したRILは、自ら肥料工場を設けることにより、こうした挑戦を乗り切る構えだ。
同社幹部は、「世界水準の肥料工場を相場を30～40％下回るコストで設けることができる」とするとともに、「公共部門のほとんど半分のコストでグジャラート州Jamnagarに国内最大の製油所を設けた実績がそのことを証明している」と自信を表明した。