【チェンナイ】インドは今世紀半ばまでに200GW(ギガワット)の原子力発電能力を備えるものと見られ、その大部分が高速増殖炉(fast breeder reactors)で占められる見通しだ。
エコノミック・タイムズが7月19日報じたところによると、原子力局(DAE:department of atomic energy)広報部のS K Malhotra主任はこの日、『原子力の国家開発への応用と環境保全(Nuclear Energy for National Development and Environmental Sustainability)』と題するセミナーの開幕式を主宰後記者会見し、以上の消息を語った。それによると、バーバー原子力研究所(BARC:Bhabha Atomic Research Center)は、アンドラプラデシュ州Visakhapattinamに新たに原子力研究所を設ける計画だ。しかし民間部門が同業界に参入するには原子力法(Atomic Energy Act)に修正を加える必要がある。
豆類と脂肪種子を中心とした29種類の穀物に対するアイソトープを用いた様々な段階の研究も進められている。
原子力監督局(AERB:Atomic Energy Regulatory Board)のS K Sharma会長によると、AERBは、放射線技術を使用する病院や産業界が安全基準を満たしているかモニターしているが、タミールナド州におけるKudankulam原子力発電プロジェクトは、革新的安全対策の講じられた第3世代反応炉にも勝っており、インドの原子力利用計画は高い安全基準を満たし、成長を続けていると言う。