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2007-07-25 ArtNo.39791
◆インド自動車部品業界、内外の市場で中国製品の脅威に直面
【ニューデリー】インドの自動車部品業界は、低コストな中国製との競争に晒され、国内でも海外でも守勢に立たされている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月21日、商工省商業情報統計総局(directorate general of commercial intelligence and statistics)のデータを引用し報じたところによると、2006年4月から2007年1月の間の中国製自動車部品の輸入は760.3クロー(US$1.85億)と、2005-06年通年の578クロー(US$1.41億)を上回った。これに対してインドから中国への輸出額は、前年同期の157.4クロー(US$3839万)から39.3クロー(US$959万)に75%下降した。自動車部品製造業者協会(ACMA:Automotive Component Manufacturers' Association)は、2006-07年通年の中国からの輸入額は912.4クロー(US$2.23億)に達し、インドから中国への通年の輸出は59クロー(US$1439万)にとどまるものと見ている。
ACMAのVishnu Mathur会頭によると、中国製ステアリングギアやホイールリムの価格は、インド製を30~35%下回る。ルピーの値上がりで、米ドル建てで輸出されるインド製コンポーネントの中国市場における競争力は大幅に後退した。加えて中国当局が自動車メーカーに地元コンポーネントの使用を義務づけたことから、中国向け輸出は一層困難になった。ACMAがMcKinseyと共同で調査したところでは、中国業界はコスト面でインド業界に対して20%優位に立っているが、残りの10~15%の価格差は一体どこから生じたのか、原因が分からず、ACMAは困惑していると言う。
納入業者筋によると、過去数ヶ月Tata Motorsが中国製コンポーネント輸入で他社をリードしており、Ashok Leylandがこれに続いている。こうした中国製品の流入で国産自動車部品の国内販売は20~30%下降していると言う。
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