【ニューデリー】国営放送会社Prasar Bharati(PB:Broadcasting Corporation of India)がTV視聴者やTVメーカーへの課税を計画、電子メーカーらが市況への影響を懸念しているものの、2007年1-5月期のカラー・テレビジョン(CTV)販売は台数で30.6%増加、特にフラットCTVの販売は台数で70%以上の伸びを見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月20日市場調査会社ORGの統計を引用し伝えたところによると、2007年1-5月の間のCTV販売は425万4700台、3975.48クロー(US$9.7億)を記録した。中でもフラット・パネルCTVの販売が273万4000台、2545.81クロー(US$6.21億)と、台数で70.9%、額で49.1%成長、CTV販売全体の64.3%(額)を占めた。これに対して従来型CTV(curve CTV)の販売は142万6600台、813.28クロー(US$1.98億)と、台数で12.7%、額で23.7%成長、CTV販売全体の33.5%(額)を占めた。
消費者用電子製品製造業者協会(CEAMA:Consumer Electronics and Appliances Manufacturers Association)によると、CTV、特にフラットCTVの販売は目覚ましい成長を遂げており、こうした基調は持続するものと見られる。
LG Electronics India Pvt LtdとSamsung India Electronics Pvt LtdがCTV市場を牽引しており、LGは109万3700台、1010.07クロー(US$2.46億)を販売、市場シェア25.7%でトップの座を占めた。サムスンが59万8900台、728.09クロー(US$1.78億)、市場シェア14.1%で2位、地元のOnidaが40万900台、362.41クロー(US$8839万)、市場シェア9.4%で3位につけた。
フラット・パネルCTV市場シェアに限っては、LGが28.1%、サムスンが20.7%、Onidaが10%で、従来型CTV市場シェアに関しては、LGが21%、Videoconが10.7%、Onidaが8.7%の順。LCD TVセグメントの市場シェアではサムスンが39.9%でトップ、以下LG26.5%、Sony13.4%と続く。