【ニューデリー】昨年(2006-07)のパーソナル・コンピュータ(PC:ﾃﾞｽｸﾄｯﾌﾟ&ﾉｰﾄﾌﾞｯｸ)販売台数は634万台と前年比26％成長した。
デカン・ヘラルドとヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月20日報じたところによると、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association for Information Technology)は、今年(2007-08)の販売台数が27％の成長を遂げ800万台を突破するものと予想している。しかし昨年のＰＣ販売台数はMAITが目標に掲げた650万台を僅かに下回った。
ITハードウェアの国内販売は70億米ドル、輸出は20億米ドルを記録、PCの人口1000人当たりの普及率は一昨年の18台から22台にアップした。インターネット接続も拡大基調を辿っている。
ビジネス・セグメントのPC販売が18％の成長を遂げ、PC販売全体の74％を占めた。取り分け大企業向けが69％の成長を見たが、中小企業向け販売は振るわなかった。また電子政府イニシアチブに牽引され、政府部門向け販売が12％の成長を遂げた。家庭向けPC販売は前年比23％増の140万台を記録、ＰＣ市場全体の26％を占めた。
ノートブックPC販売は97％増の85万台をマーク、ＰＣ市場全体に占めるシェアも前年の9％から13％に拡大した。ビジネス・セグメントのノートブックPC販売は41％の成長にとどまったが、家庭向け販売は5倍の成長を遂げ、ノートブックPC販売全体の20％以上を占めた。デスクトップPCの販売台数は前年比19％増の549万台を記録した。
デスクトップＰＣの販売では、多国籍ブランドのシェアが前年の35％から39％にアップした反面、地元ブランドのシェアは28％から23％に縮小、アセンブル／ノー・ブランドＰＣのシェアが前年の37％から38％にアップした。
プロセッサーに関してはＰ4が全体の80％を占め、インテルのデュアル・コアも7％のシェアを占めた。しかし低コストなCeleronプロセッサーを購入するものは少なかった。
地域別では、4メトロがPC販売全体の35％を占めたが、Bangaloreを含む次ぎの4都市のシェアは7％にとどまり、その他の小都市が58％を占めた。カルナタカ州のBangalore／Mysore／Mangaloreを含む南部諸都市におけるデスクトップの販売は下降、これら諸都市の全国市場に占めるシェアは前年の32％から24％に縮小した。これに対して北部と西部市場が成長の牽引役を務めた。MAITのVinnie Mehta常務理事によると、上半期の南部市場の販売はバルク取引が中心で、一般のIT支出は低迷した。しかし下半期になって回復が見られたと言う。