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2007-07-25 ArtNo.39784
◆電信局、WiMaxロードマップ御披露目
【ニューデリー】電気通信局(DOT:Department of Telecom)は、ワイヤレス広帯域通信WiMaxサービスを提供するためのロードマップを作成した。
エコノミック・タイムズが7月23日報じたところによると、DOTのロードマップは、インド電気通信監督局(TRAI:Telecom Regulatory Authority of India)の提案と相違する内容が含まれているが、新無線技術規格の互換性を確保するための業界団体WiMAX Forumが推奨する周波数帯を用いるよう提案している。
DOTによれば、当面WiMaxサービス業者は3社に限定し、2.5GHz周波数帯の使用を認める。この内1スロットは国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd (BSNL)/Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)連合に与え、民間の電話会社やインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)は、残りの2スロットを競い合うことになる。DOTの以上の提案は、A Raja通信相の最終認可を待っている。
DOT委員会は、周波数帯の配分とWiMAX立ち上げのための価格に関するTRAIの提言内容を検討した上で、WiMAX周波数帯入札の最低価格は、3G周波数帯の25%に設定するよう提案している。この基準に従えば、メトロ(Delhi/Mumbai等)のAカテゴリー通信管区(telecom circle)の最低入札価格は40クロー(US$976万)と言うことになる。
ちなみに同委員会は3G周波数帯の最低入札価格を、カテゴリーAサークル160クロー、カテゴリーBサークル80クロー、カテゴリーCサークル30クローと提案している。インドは23のテレコム・サークルから成り、各サークルはABCの何れかに区分されている。
DOTが割当を求める2.5GHz周波数帯はWiMaxフォーラムが推奨する周波数帯と一致している。
これに対してTRAIは3.3-3.4GHzと3.4-3.6GHzの周波数帯を割りあてるよう求めており、またこれらの周波数帯を最大13社に配分するよう提案している。
DOT委員会は、先ず3社に限定してWiMaxサービスの提供を認め、これら3社の互換性が確立されたなら、改めてTRAIが提案する周波数帯も3社以外のものに提供するよう付言している。現在3.5-3.6GHz周波数帯は衛星通信業者及び放送業者により利用されている。こららの周波数帯が実際にWiMaxに利用できるか否かは、目下進められている試験運転が完了した後明らかになる。試験運転では、WiMaxと衛星通信による同時使用が可能かどうかも試されると言う。
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