【ニューデリー】デリーの配電会社2社、Tata Power Company (TPC)傘下のNational Delhi Power Ltd (NDPL)とReliance Energy Ltd(REL)傘下のBombay Suburban Electric Supply(BSES)は、デリー州内と周辺に合計5つのガス火力発電所の建設を計画、州政府に用地の割当を申請している。
エコノミック・タイムズが7月19日、デリー当局筋の言として報じたところによると、NDPLとBSESはデリー開発局(DDA:Delhi Development Authority)に利用可能な土地のリストを提供するよう求めた。州政府は近く閣議で同問題を検討するものと見られる。BSESは、2009年までにLaxmi Nagar/Dwarka/Palam/Karawal Nagarに4発電所の建設を計画、NDPLは2008年までにPitampuraに100MW(メガワット)の発電所の建設を計画している。NDPLが計画する発電所はデリー北部地区の需要のみに応じる。
TPCはウッタルプラデシュ州Buland Sheharにも1000MWの発電所を設け、内600MWを首都圏に供給することを計画している。
デリーの電力需要は2010年までに8000MWに達する見通しだが、デリー当局は、これら配電会社の協力の下、2010年までに十分な電力供給体制を構築するのは困難ではないと見ている。デリー州政府はそれ自身Haryanaに発電所を建設する計画だ。