2007-07-16 ArtNo.39755
◆Reliance、ガスベースの各種耐久消費財近く発売
【ムンバイ】Mukesh Ambani氏のReliance Industries Ltd (RIL)は今年末までにガスを燃料としたエアコン、暖房器具、瞬間湯沸かし器等を2万クロー(US$48.78億)のインド耐久消費財市場に紹介する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが7月14日報じたところによると、RILはTCL Corporationを含む中国企業とこの種の製品の技術支援問題を協議している。RIL筋によると、既にこうしたガス機器の試験使用を開始しており、消費者は都市ガス供給網が完成した時点でこれらの製品を購入できるようになる。RILは13都市における都市ガスの供給を計画しており、Reliance Retail Limited(RRL)の店舗網を通じてガス機器を販売する計画だ。RILがNavi Mumbaiに開発する特別経済区(SEZ)内のタウンシップに設けられるRRL店舗が最初にガス機器を販売することになりそうだ。
TCL India HoldingsのCM Singh取締役は、「これまでRILとその種の交渉を行った事実はない」とする一方、「目下エアコン・メーカーらは『星印等級計画(star rating program)』の基準を満たすことに力を集中しているが、ガスベースのエアコンが発売されるなら、市場に大きな波紋を生じさせる。星印等級計画は耐久消費財メーカーのコストを8~10%上昇させる見通しだが、こうした中でガスベースのエアコンが登場するなら、業界に恩恵を及ぼす」と指摘した。
中国Haier(海爾)の完全出資子会社Haier Appliances (India)のPranay Dhabhai取締役は、「Haierはガスベース製品のOEM製造に関してRILと話し合う用意がある。Haierは96カテゴリーの約1万5000品目の製品を保持しており、この内の多くの製品に関してOEM製造を手掛けている」と語った。
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