2007-07-13 ArtNo.39743
◆Hindustan Zinc、年内に亜鉛生産67%アップ目指す
【ニューデリー】Hindustan Zinc Ltd(HZL)は、亜鉛の年間生産能力を今会計年度末までに現在の40万トンから67万1000トンに67%拡張する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが7月10日報じたところによると、HZLのM S Mehta重役は9日催された『社会的関心賞(SAA:Social Awareness Award)』受賞式の会場で以上の計画を語った。それによると年産能力の拡張に伴い生産水準は現在の35万トンから年度末までに50万トンに拡大する見通しだ。
昨年低調だった亜鉛市況は国内と国外の双方で復調が見込まれ、向こう3~4年亜鉛業界は9~12%の成長を遂げるものと予想される。ロンド証券取引所上場Vedanta Resources子会社のHZLは、輸出量も昨年度の15万トンから今会計年度は20万トンに拡大することを目指している。
過去2、3年間に様々なプロジェクトに約2800クロー(US$6.83億)を投資したHZLは、今会計年度は1500クロー(US$3.66億)の投資を予定している。ラジャスタン州Chanderiyaには80MW(メガワット)発電施設2基を増設する。内1基は今会計年度末までに、もう1基は来年度初めまでに稼働する予定だ。溶鉱炉のキャパシティーは現在の36万トンから今会計年度中に60万トンに拡大される。
Mehta氏は閣僚グループがこのほど新鉱業政策(New Mineral Policy)を承認したことを歓迎するとともに、HZLは必要が認められれば海外における鉱山を手に入れる用意があると語った。
この日、HZLはインド金属産業連盟(FIMI:Federation of Indian Mineral Industries)からラジャスタン州Rajpura-Dariba鉱山周辺における『企業の社会責任(CSR:Corporate Social Responsibility)』活動を認められ、SAA賞を授与された。Mehta氏によると、CSRの一環としてモデル村の開発、昼食の提供、4県の中学200校におけるコンピューター・コースの開設等、様々なプログラムを手掛けていると言う。
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