1995-11-18 ArtNo.3974
◆<馬>OYL、シンガポール・エアコン市場開拓に照準
【シンガポール】マレーシア・ホンリョン・グループに属するOYLインダストリーズBhdはMcQuayホーム・エアコンの市場投入を通じ、シンガポールにおける独占的地位の確立を目指す。
OYLインダストリーズは昨年末に米国の大手空調設備会社AAF-McQuayを4億5000万米ドルで買収した。AAFはエア・フィルター製品の製造を、McQuayはエアコン製造を、それぞれ専門としている。OYLシンガポールの幹部によると、2年前に設立された同社はこれまで住宅開発業者向けエアコンの納入を手掛けてきたが、来週からMcQuayレーンジのウィンドー型とスプリット型のエアコンの販売に乗り出す。初年度の売上目標は1200万Sドルだが、向こう数年は年率50%の売上増が見込める。こうした急成長が望めるのは、初年度の1200万Sドルの売上は2億5000万Sドルと見込まれるシンガポール市場規模の5%以下であること、またシンガポールのエアコン普及率は依然33%にとどまっているため。現在シンガポール市場のトップ・スリー・ブランドはキャリアー、ダイキン、サンヨーだが、同社はMcQuayをトップ・ブランドにする計画と言う。(BT:11/17)
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