2007-07-11 ArtNo.39731
◆Rashtriya Chemicals、石炭ガスを原料に肥料製造計画
【ムンバイ】Rashtriya Chemicals and Fertilizers Ltd (RCF)は石炭ガス(coal-based gas)を化学肥料の製造原料として用いることを検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月8日報じたところによると、RCFのU.S. Jha会長兼MDは6日催された年次総会の会場で同紙に以上の消息を語った。それによると、Reliance Industries Ltd(RIL)がアンドラプラデシュ州沖合Krishna-Godavari(KG)海盆で生産した天然ガスの価格は1mmbtu(million metric british thermal units)当たり7米ドルと見積もられ、仮に石炭ガスの陸揚げ価格がこれを下回るなら石炭ガスを使用する。
RCFはGAIL (India) Ltdと合弁で、オリッサ州Angul県Talcherに設けられたFertilizer Corporation of India(FCI)の閉鎖された工場で石炭ガスを製造する計画だ。操業再開のコストは約3500クロー(US$8.54億)と見積もられる。Talcher工場には尿素プラントの他に石炭ガス化プラント1基と重水プラント1基が存在し、石炭産地の真ん中に位置している。
Jha氏が年次総会の席上語ったところによれば、石炭ガス化をベースにした化学コンプレックスを設ける技術的な事業化調査を既に実施した。30~35%の高いアッシュ含有率の石炭も原料として使用できる最新の石炭ガス化技術を採用する。インド国内各地の石炭産地を調査した結果、既にインフラが整備され、石炭産地にも隣接したFCIのTalcher工場が最も良好な条件を備えていると言う初歩的結論に達したと言う。
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