2007-07-09 ArtNo.39720
◆Nokia Siemens、BhartiのUS$9億電話網拡張契約獲得
【ニューデリー】Nokia Siemens Networks (NSN)は3日、国内最大の携帯電話サービス会社Bharti Airtel Ltd(BAL)と、9億米ドル相当の電話網拡張計画請負契約覚書を結んだ。
デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月4日伝えたところによると、拡張計画には、1)既存8サークルにおけるGSM(Global System for Mobile Communication)網の拡張と2万2000基地局(BTS:Base Transceiver Station)の設置、2)国際・国内長距離電話網の拡張と180万次世代ネットワーク(NGN)ポートの設置、3)450万新規ユーザー需要に応じる国際電話プリペイド・カード・サービスの拡張が含まれる。GSM/NGNの拡張は向こう2年間に、国際電話プリペイド・カード・サービスの拡張は3年間にわたって進められる。
契約にはネットワーク計画の立案/計画の実行/プロジェクトの管理/国内ロジスティクス・資材調達/およそ2万2000サイトにおけるシステム統合が含まれる。
既存8サークルにおけるGSM網の拡張により、BALは、地理的に取り分け農村部におけるサービス拠点を拡張できる。BALのManoj Kohli社長兼CEOによると、同社は5000都市、20万ヶ村以上にそのサービスを拡張するとともに、国際電話サービスに新たに10カ国を追加することを約束しており、今回の契約はその実現に寄与すると言う。
Nokiaは2004年に8サークルにおける管理業務を2億7500万米ドルで請け負う最初の契約をBALと結び、2005年に1億7500万米ドルで、同契約を更新した。BALは昨年10月、Nokiaと8サークルにおけるマネージッドGSM/GPRS/EDGEネットワークの拡張と全インドWAPソリューションの導入に関わる4億米ドルの契約を結んでいる。
BALの残りの15サークルの管理はEricssonが昨年10億米ドルで請け負った。
一方、NSNは2日、需要拡大に応じるためインドに1億米ドルを追加投資する方針を明らかにしている。
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