SEAnews 2007-07-04 ArtNo.39707

【ニューデリー】Hero Honda Motors Ltd(HHL)の2007年6月の二輪車販売台数は25万5200台と、昨年同月の27万8660台に比べ8.4％下降した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが7月3日報じたところによると、金利が上昇した上、金融機関がローン提供に消極的になっていることが、モーターサイクル販売全体にマイナスの影響を及ぼしている。またモンスーン・シーズンの6、7、8月の自動車販売は例年低調とされる。
一方、ホンダは2400万米ドルを投じてインドにおける二輪車製造能力を拡張する方針を決めたが、第2工場を設ける計画は棚上げした。完全出資子会社のHonda Motorcycle & Scooter India Pvt Ltd(HMSI)は来年スクーターと125ｃｃモーターサイクルを各1モデルを発売、ニューデリー近郊の既存工場の年産能力を現在90万台から120万台に拡大する。またホンダが26％出資する現地合弁会社HHLも100ｃｃ新モデルを開発する計画だ。しかし、採算ラインを満たす十分な販売量が望めぬことから、第2工場の建設は見合わせたと言う。