1995-11-18 ArtNo.3970
◆<星>ノキア、顧客支援・流通センター開設/BHQ認定
【シンガポール】ノキア・モービル・フォーン(NMP)は東南アジアのセル式電話市場の潜在性に注目、シンガポールに顧客支援・流通センター(RCSDC)を設立した。
NMPのJouko Hayrymen副社長(アジア太平洋・湾岸地区営業担当)が16日に催されたビジネス・ヘッドクォーター(BHQ)認定証受領式の席上語ったところによると、RCSDCはシンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、インドシナ、インド、スリランカ、バングラデシュ地域をカバー、7万300平方フィートの保管スペースを擁する。同センターのキャパシティーは向こう12カ月以内に2倍に拡大される。
一方、来年シンガポールでは10万~15万セットの携帯電話が販売され、内90%は来月シンガポール・テレコムが発売するものを含むPCN(パーソナル・コミュニケーション・ネットワーク)ハンドフォーンで占められる見通しだ。これはPCNモデルが最先端のマルチメディア機能を有するためと言う。経済開発局(EDB)幹部は、目下ノキアに研究開発(R&D)部門を設けるよう働きかけている事実を明らかにしたが、Hayrymen副社長は現時点ではシンガポールに製造拠点を設けることも、R&Dセンターを設けることも計画していないと語った。(ST,BT,NST,MBT:11/17)
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