【ニューデリー】Gas Authority of India Ltd(GAIL)は26日、中国燃気控股有限公司(CGHL:China Gas Holdings Ltd)と、インドと中国そして第三国におけるガス事業を共同で手掛ける合弁契約を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが6月27日、GAILのステートメントを引用し伝えたところによると、契約調印を受けて、両社が50%づつ出資する合弁会社が設立される。合弁会社は天然ガス関連の事業を手掛け、これには圧縮天然ガス(CNG)/都市ガス/炭層メタンガス(CBM)/パイプライン/液化天然ガス(LNG)が含まれる。
当面CNGとCBM事業に照準を合わせ、デューディリジェンス後、合弁プロジェクトを実行する合弁会社を設立する。引き続いてより多くの合弁事業を手掛ける。個々のプロジェクトごとに、必要が有れば地元政府や地元企業の参加も求め合弁会社を設立する。
合弁会社会長は両社の代表が持ち回りで務め、任期は2年、初代会長にはGAIL側代表が就任する。取締役会は両社の代表各2人により構成される。
GAILのU.D. Choubey会長兼MDによると、都市ガス領域の事業が加速され、中国燃気が既に手掛けているモジュラーLNGシステム領域の協力も検討される。GAILは2005年5月に中国燃気の2億1000万株を取得した。現在後者の7%の株式を保持し、配当も得ている。中国燃気の株価は過去2年間に2.5倍に上昇した。
中国燃気の劉明輝総裁(MD)によると、GAILは中国燃気にとって最初の海外戦略パートナーの1社に数えられ、同社はインド国内や第三国におけるGAILとの合弁の潜在性に期待していると言う。