【ニューデリー】インド/タイ自由貿易協定(FTA)は今年9月までに調印される可能性が高く、当初は商品貿易のみをカバー、その後サービスと投資が含められる見通しだ。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが6月27日伝えたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)/インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)/インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)がタイのSurayud Chulanont首相を招いて共催したインド・タイ・ビジネス・サミット(India-Thailand Business Summit)の会場で、Kamal Nath商工相は以上の消息を語った。それによると、FTA交渉は7月に再開される。タイは商品貿易、投資、サービスを平行して討議することを認めた。商品貿易に関するFTAが発効後、投資とサービスに関わる条項が追加される。商品貿易交渉はかなり進んだ段階を迎えているが、投資とサービスに関する話し合いはそれほど進捗していない。
一方、チュラノン首相は「両国は近い将来FTAを締結する軌道上にある。商品貿易に関わるFTAは2010年までに発効するだろう」と語った。タイのSawanit Kongsir副首相に率いられるタイ代表団は6月28日から7日間にわたりインドの主要都市において『India-Thailand FTAロードショー』を催すと言う。