2007-06-27 ArtNo.39665
◆Essar Global、鉄鋼製造能力拡張にUS$60億投資
【ムンバイ】Ruia一族の持ち株会社Essar Global Limited(EGL)は、向こう5年間に60億米ドルを投じ、グループの鉄鋼年産能力を2500万トンに拡大する。
エコノミック・タイムズが6月23日報じたところによると、EssarグループのPrashant Ruia取締役は、このほどカナダの鉄鋼会社Algomaの買収手続きが完了したことを明らかにするとともに、以上の計画を語った。それによると、EGLは子会社のEssar Steel Holdings Ltd(ESHL)を通じて世界的に年産800万トンのキャパシティーを保持している。これにはグジャラート州の年産460万トンの施設が含まれ、Algomaの年産能力もほぼ2倍の400万トンに拡張される。
EGLは今年3月Algomaを16億米ドルで、その1週間後には米国のMinnesota Steelを約1億米ドルで、それぞれ買収、さらに年産250万トンの鉄鋼プラントをMinnesota Steelの工場内に増設するため16億5000万米ドルの投資を予定している。EGLはまたトリニダード・トバゴに年産250万トンの鉄鋼プラントを設ける計画だ。これら3施設だけで年産能力は1000万トンに達する。EGLは、カナダで売りに出されているStelcoを買い取る可能性も否定していない。
Essarグループはインド国内ではグジャラート州の施設以外に、ジャールカンド州/オリッサ州/チャッティースガル州において合計約1200万トンの鉄鋼製造能力追加を計画している。
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